職業教育・専門学校について色々つぶやいてみたいとおもいます。

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初めまして!関西在住。日本の高等教育について考えるフリーのマシャと申します。

今日から、職業教育、とりわけ専門学校の教育について色々と

考察してみたいということで、ブログを開設させていただきました。

大学職員、専門学校職員、高校の進路指導の先生方、そして未来輝く入学希望者の皆様方に少しでも参考になればと思っています。

どうぞよろしくお願い致します。

さて、一部報道でもご存知の方も多いかと思いますが、

この度、専門職大学制度の新設閣議決定されました。

ますます、その役割が大きくなっていくだろう日本の職業教育について、

引き続き何かしらお話が出来ればと思います。

政府は10日、実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関の設立に向けた学校教育法改正案を閣議決定。)

日本の高等教育機関

これから職業教育について理解を深める前に、日本の高等教育機関についてその内容を確認しておきましょう。

あまり普段は意識されませんが、実は高校卒業後、ざっくり言うと進路に

3パターンがあります。一つは専門学校、一つは大学、そして最後に短期大学。

(就職は除く)

毎年行われる、文部科学省の学校基本調査によると専門学校の数が、約2800校と一番多いんですね。次いで大学。

大学も全入時代と呼ばれ、私立大学の半数が定員割れと言われているこの時代、

この3つの高等教育機関の中の争いはますます激しくなること必至です。

実はこの専門学校は一番国から冷遇(?)されていて、

助成金は基本的にはゼロです。

一方、大学や短大には国から助成金がかなり交付されています。

(2016年度の最新の交付状況を見ても、約3000億円が助成されています。とんでもない数値ですね。おそらく専門学校からみるとハンカチを噛んでいるのではないでしょうか。)

これは、大学や短大が文部科学省(国)の認可を受けるのに対して、

専修(専門)学校は都道府県(自治体)からの認可となります。

専門学校が直接お上からの助成が得られないのも、確かに頷けますよね。

そもそも、日本の教育制度はどうなっているのか?

我が国の現行の教育制度は、下記の通りです。

戦後GHQの占領政策、高度経済成長による産業構造の変化もあり、普通教育、学術中心の単線型の教育制度として今日まできました。

高校進学はほぼ全入となり、大学・短大の進学率は、我が国の場合は5割で、先進国と比較して低いと言われています。

実は、非大学系の高等教育機関である専門学校(法令上は専修学校専門課程)が、統計に入っていないのですが、

そんな状況の中でも、専門学校進学率は2割近くあり、それを含めると7割の若者が、高等教育機関で学んでおり、先進国と比較しても遜色はありません。

現行の教育の課題は、普通教育、学術中心の単線型で、キャリア教育・職業教育が不十分で、教育と社会・職業との連接が円滑にいっていない点だと指摘されています。単線型だという普通教育・学術教育も大学院まで考えると世界最高水準とはとても言えない中途半端なものになっています。かなり課題ですね。

位置付けのおさらい

学校教育上の高等教育機関の位置付け、以下のとおり確認してみましょう。

学校種 学位・称号 学校教育法上の位置づけ
専門学校

(2823校)

専門士

高度専門士

職業若しくは実際生活に必要な能力を育成し、

又は教養の向上を図ることを目的とする。

【学校教育法第百二十四条参照】

大学

(779校)

学位 大学は、学術の中心として、広く知識を

授けるとともに、深く専門の学芸を教授研究

し、知的、道徳的及び応用的能力を展開させる

ことを目的とする。

【学校教育法第八十三条参照】

短大

(346校)

短期大学士 深く専門の学芸を教授研究し、職業又は

実際生活に必要な能力を育成することをおもな

目的とし、修業年限を2年又は3年とする。

【学校教育法第百八条第一項参照】

※( )は2015年度「学校基本調査」より

専門学校の職業教育に光が当て始めれられてきた

上述の通り、2013年夏、文部科学省による「職業実践専門課程」の認定制度が公布されました。

これまで、国が専門学校に対して何か焦点を当てる、そういったことはなかったのですが、職業実践専門課程の制度ができた4年前から、少し風向きが変わってきたように思います。

全国専修学校各種学校総連合会のサイトにも記載がありますが、職業実践専門課程の認定を持つ学校に対して都道府県が助成するという例も出てきました。

平成28年度 都道県別助成状況を見ていただくとお分かりかと思いますが、

職業実践専門課程を対象とする補助費目は、平成27年度の3県(茨城、香川、愛媛)から5道県(北海道、茨城、島根、香川、愛媛)に増加しています。

このように、職業実践専門課程を中心に今後、専門学校の質的向上がなされることは、まちがいないでしょう。

参考:平成25年度、平成26年度及び平成27年度の認定等と合わせて、現在、合計で902校(32.0%)、2,773学科(39.5%)※が「職業実践専門課程」として認定されています。

そんなことで、これから何かと動きがある日本の高等教育機関、とりわけ専門学校の今後や全国でもユニークな職業教育をしている学校に焦点を当てて、

ブログを書いていきたいと思います。

是非お付き合いください!

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