あけましておめでとうございます。
2018年は、明治維新から、150年の節目の年だそうです。
安倍首相の年頭所感でも、「今年は実行の1年」というコメントとともに、津田梅子さんの言葉を引用されていました。
「高い志と熱意を持ち、
より多くの人たちの心を動かすことができれば、
どんなに弱い立場にある者でも、成し遂げることができる。」
2018年、専門職大学制度が来年を控える中、高等教育機関にとっても
動きの大きい1年になりそうですね。
専門職大学。
大学制度の中に位置付けられ、専門職業人の養成を目的とする新たな高等教育機関として「専門職大学」及び「専門職短期大学」の制度を設けるということで
スタートする制度ですが、まずは今年は認可の第一号が出るということで、その注目度も徐々に高まっていくことでしょう。
専門職大学 今後の認可申請スケジュール
一般的なスケジュールで行くと、解説前々年度の10月末に申請、開設前年度の8月末に
認可ということになるのですが、今回は11月末が申請期限であったということで、
認可の時期は、2018年9月末になるのではないかと言われています。
もちろん、加計学園さんのように、認可がずれ込んで、10月・11月になるということもありえるでしょう。
専門学校からの移行は?
専門学校については、大学設置の申請以外にも、「学校法人の寄附行為の認可及び寄附行為変更の認可申請書類の作成等」ということで、
学校教育法上の1条校になるための認可申請手続きも必要となります。
おそらく、今回専門学校からの移行をしている法人がほとんどということで、
この認可申請にも、かなりの労力がかかることでしょう。
その辺りどういった専門学校が専門職大学に移行するかは、以前記事にしていますので、
ぜひ確認ください。
認可申請は、厳しい
専門職大学と言っても、要は大学ですので、それなりに厳しい審査が今後待ち受けていることとなります。
特に、教員審査は厳しいということで特に新設大学では、教授の資格ということが
専門の委員会で厳しく審査されるようです。
大学でかなりのベテランの教授でも、新設の大学の教員審査には落ちた、ということはザラにあります。
そういった厳しい認可プロセスを、どの法人がクリアしていくのか、今後も注目ですね。
特に、複数の専門職大学を申請した日本教育財団は、どれだけの教授陣を揃えることができているのか、個人的には注目しています。