専門学校の今後について考察してみる。

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専門学校の今後について、国の動きを見ておきましょう。

 「これからの専修学校教育の振興のあり方検討会議」ご存知ですか?

(参照:文部科学省:これからの専修学校教育の振興のあり方検討会議

職業教育については、「専門職大学」や「専門職短期大学」の創設がクローズアップされがちですが、これらの高等教育機関が具体化すると、これまで職業教育をけん引していた専門学校に大きな影響がでてきます。このため、文部科学省としても、今後の専門学校のあり方を探ることにしたようです。すでに8回会議が行われています。

この検討会議では、「産学連携の強化」「社会人の学び直し」「留学生・グル―バル化」についての検討がなされ、特に「社会人の学び直しの教育機関」としての役割が専門学校に期待されているように感じます。私立専門学校の社会人学生の数は年々増加し、厚生労働省などが委託している職業訓練などの事業を含めると12万人の社会人が専門学校に在籍しているといわれているので、学び直しのニーズをとらえることが、今後の生き残りに向けたポイントのひとつかもしれません。

また、専門学校は職業ニーズに合わせた自由な教育カリキュラムが魅力ですが、玉石混交という状態のため教育の質的保証もしっかりとしないといけないというのが検討会議でもあがっています。「職業実践専門課程」がそれを担保する制度なのですが、さらなる充実も検討されており、今後の議論の状況には注視が必要です。ただ、最近の会合で示されたデータの中に、高校を対象にしたアンケートがあり、回答の半数以上が制度について「初めて聞いた」という結果がでたそうです。制度の認知度の向上にむけては、私たちも努力しないといけないかもしれません。

専門職大学の創設に伴って、専門学校のあり方も大きく変化する時期がきました。教職員一人ひとりもこの大きな変化に対応することが求められています。

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